CASE地盤事故事例

  1. 地盤事故事例
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    盛土からなる事故

    原因として
    ●隣地の工事などで新たな盛土重量が過剰に加わり、時間の経過とともに地盤が引き込まれ傾いた。
    ●盛土荷重により埋設管が破損し地盤が陥没
    ●古くからの水道(みずみち)をせき止めたなどによる沈下
    ●地盤調査の結果判断ミスによる盛土設計の差異による沈下
    ●盛土の中にガラや転石の混入による不同沈下(木屑等の腐食する物やコンクリート塊、ゴムタイヤ等の廃棄物や大きな石が混ざっている事などが原因で十分な締固めが出来ず不同沈下を招く)

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    擁壁背面部の埋め戻し不良(コンクリート壁・コンクリート車庫etc)

    原因はコンクリート構造物の背面部に土を埋め戻す際、十分な締固めが出来ずに埋め戻し、時間の経過と共に土が圧縮され、周辺建物などを引き込む沈下を起こす。
    解説:土の盛土や埋め戻しは、その高さの10%~20%は圧縮されて減少し、締固めての埋め戻しでも元の状態にはなりません。
    対策:埋め戻しは、その土固有に適切な水分量(最適含水比)と共に締固め土が必要です。土質試験結果を元に条件を整えての施工管理が必要です。固化材を混合させ締固めながら梅戻すのがベターです。

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    湿式柱状地盤補強工事をしたが固化不良で傾いた例

    原因は改良対象土質の一部に有機質土(腐植土)や火山灰質粘土が介在し、固化不良(固まらない)となり支持力不足で傾いた。
    柱状体を形成する深さに、腐植土や火山灰質粘性土がある場合、セメント系固化材が固化不良となり必要強度が不足する場合がある。
    ※ =有機質土(腐植土)= 川、湖に堆積した水生植物が分解し、周囲の土と混じり合った土壌。
    有機質系の土質は含水比が高く、軟弱であり圧縮されやすいため、柱状地盤補強の場合特に強度不足が原因の不同沈下が起きやすい。

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